2016年 07月 22日
絵の具について
絵の具の成分を大別すれば
顔料と染料に分けられます。
その粒子の荒さの違いによる分類です。
染料は植物の汁等、分子の小さい有機化
顔料と染料に分けられます。
その粒子の荒さの違いによる分類です。
合物でつくられますが、
顔料は鉱物や貝殻等をすりつぶした物で
水には溶解しないため、固着剤(バイン
ダー)を混ぜて、紙等に描画できる様に
したものです。
日本画の絵の具の固着剤にはニカワ・蜜蝋
・アラビアガムを使用してあります。
ちなみに、外国でもテンペラ画と言う固着
剤にニカワや卵を用いた絵画もあります。
日本画は本来であれば岩絵の具や
水干絵の具 (白土、胡粉を用いた物で
泥絵の具とも呼ばれています)等を使用
しますが、(もちろんそれがベスト)
当教室では、手軽に使える絵の具として
吉祥の顔彩を用いています。
色調は、透明淡彩色で、俳画、南画、
岩絵の具の下塗り、写生等に使用さ
れています。又、何回か重ね塗りす
ることで仕上げに使うことができます。
8~60色入りのセットがあり、単色でも
購入出来ます。又、チューブ入りのもの
もあり12~30色入りセットがあり、
これも単色購入ができます。
後、個人的意見ですが以下は日本画に使用
出きると思われる水性絵の具の種類です。
透明水彩(子供の教材の水彩は不透明)
透明度が高く下地や重ね塗りの際に
透けて見えるので、その特性を生かした
使い方が出来ます。
ポスターカラー 固着剤のアラビアガム
の割合が低くムラになりにくく少し
厚ぬリが出来ます。 私は少し膠液を
混ぜて使っています。
ガッシュ これもアラビアガムを用い
ています。厚塗りが原則で地色を隠す
力が大きく、こくのある色合が特徴です。
アクリル絵の具 アクリル樹脂を
混ぜたもので、油絵の様な盛上った
表現が出来ます。又、水加減で水彩画
の様にも描けます。若干、テカリ有り
水性ペイント(艶消し) 成分は判りま
せんが 油脂を乳化させて水溶性にした
ものです。安価なため広範囲の地色塗り
出きると思われる水性絵の具の種類です。
透明度が高く下地や重ね塗りの際に
透けて見えるので、その特性を生かした
使い方が出来ます。
の割合が低くムラになりにくく少し
厚ぬリが出来ます。 私は少し膠液を
混ぜて使っています。
ています。厚塗りが原則で地色を隠す
力が大きく、こくのある色合が特徴です。
混ぜたもので、油絵の様な盛上った
表現が出来ます。又、水加減で水彩画
の様にも描けます。若干、テカリ有り
せんが 油脂を乳化させて水溶性にした
ものです。安価なため広範囲の地色塗り
に適していると思います。
#
by lon3698
| 2016-07-22 15:36
2016年 07月 09日
絵を描くのにデッサンカは必要ですか?
必ずしも必要ではありません。
ルソーやミロ等の絵からはデッサンカは
ルソーやミロ等の絵からはデッサンカは
感じられません。又、「大人の塗り絵」
を始める人には必要ないでしょう。
必ず必要な基礎訓練です。
形、明暗、質感、位置関係等を脳に定着
させる力です。 上達して、物を見なくても
描ける様になるのがベストです。
たゞ、学生さんの様に石膏デッサン等を
するのは、この教室では難しいので、
下絵の段階で、写真等を見て描かれる人は
デッサン力を鍛えるということを意識して
描かれる事をお薦めします。
私は過去、15~6時間程、石膏デッサンを
習ったことがありますが、 現在、下絵
するのは、この教室では難しいので、
下絵の段階で、写真等を見て描かれる人は
デッサン力を鍛えるということを意識して
描かれる事をお薦めします。
習ったことがありますが、 現在、下絵
の段階でえらく時間がかかっています
さらにデッサン力を鍛えて、もっと素早く
描ける様になりたいと思っています。
クロッキーとは?
クロッキーとは人物や動物等動きのある
ものを、早く簡潔に線描する事です。
細部にこだわらずに表現します。
対象物を瞬間的に捉える事が目的です。
これもデッサンと同じく基礎訓練です。
#
by lon3698
| 2016-07-09 07:39
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